食事の日記をつけましょう!
     
 
 昨日は何を食べたかな?その前の日は・・・。さて、あなたはどのくらい前まで思い出せますか?というテレビ番組を先日見ました。脳の老化現象を見るテストだそうで,こう書いている私も1週間前の献立など、とても思い浮かびません。私たちの認識は,その程度のものなのかもしれません。漫然と過ごしてしまうと、いかに認識していないか、この事からもよくわかると思います。

 最近外来診療をしていると、カゼやインフルエンザの患者さんは減ってきて、相対的に生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症等)の患者さんが目立つようになってきました。生活習慣病は、特に食事との関係が深いですから、何をたべたかという認識を十分もって頂くことが非常に重要となります。特に、生活習慣病の遺伝的素因をお持ちの方は、半分下駄をはかされた状態にありますから、遺伝的素因のない方と同じような食生活をされれば、てきめんに生活習慣病が発症してしまうことになります。日頃から地道に進行を遅らせる努力をすることが、一番の治療となります。

 そこでひとつ提案ですが、毎日食事の日記をつけてみる、というのはどうでしょうか?日記をつけることで、まず自分を客観的に認識することができます。最初は、これだけで十分だと思います。これから先、ずっと付き合っていく病気に対して、今の自分をよく観察してみて下さい。さて、これが苦にならなくなったら、次は病気の研究です。自分がかかっている、あるいは危ないと言われている生活習慣病に対して、ある程度知識を持つ必要があります。最近は、本屋さんに行くと簡単に情報(病気のことや食事療法のこと)が手に入りますから、決して人(医者)まかせにしないでください。ただし、一つ注意しておくことがあります。インターネットの情報はとても便利で、ほとんどの場合問題ないのですが、利益誘導目的のものが中に紛れ込んでいますから、特別な治療をするときには、必ずお近くの主治医にご相談して下さい。

平成15年4月

 


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