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今回からは不整脈について御説明します。「不整脈」という言葉は良く使われますが、不整脈といっても幾つかの種類があります。すぐに治療しないと命に関わるものから、特に治療をしなくても問題のないものもあります。自覚症状も様々で、「ドキドキする」、「脈がとぶ」というものだけでなく、「胸が圧迫される」、「突然フワーッと意識が遠のく」といった場合もあります。動悸症状については、瞬間的に治まるものであれば心配ないことが多いのですが、持続する場合は治療を要する可能性があります。意識障害や失神の原因となる不整脈もあり、この場合には精密検査が必要です。
不整脈を大別すると、脈が速くなるもの(「頻脈」)と遅くなるもの(「徐脈」)があります。頻脈の場合、症状としては「ドキドキする」といったものが一般的ですが、慢性的に持続しているものでは自覚症状がなく、健康診断などで指摘されて初めて医療機関を受診する、という場合も少なくありません。また、心室細動など突然死の原因となる重症不整脈もあります。
徐脈については、軽度の場合には自覚症状がはっきりしない場合もありますが、息切れや失神発作などの原因となることもあります。失神を起こすような徐脈性不整脈の場合、治療としてペースメーカーが必要となります。一般的には毎分50回以下の心拍数の場合に徐脈と判断しますが、必ずしも病的とは限らず、例えばスポーツ選手ではもともと脈の遅い人もいます。
健康診断などで「期外収縮」と診断されて外来受診するケースもあります。期外収縮には上室性と心室性の2種類があり、どちらも基礎となる心疾患があるか検査を行って確認しますが、特に他の心臓の病気がなければ治療の必要はありません。
不整脈にもいろいろあり、重症度も治療方針も異なります。また、心筋梗塞や心筋症など他の心疾患に合併して起こる不整脈もあります。症状のある方、健康診断などで異常を指摘された方は医療機関で検査を受けてください。
平成16年8月
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