| 心臓発作には、急に心臓が痛くなって、しばらくじっとしていると痛みが軽快する狭心症と、痛みが軽快せずそのまま心臓が止まってしまう心筋梗塞とがあります。(他に不整脈の発作も心臓発作ですが、今日は省略しています。)
狭心症も心筋梗塞も、心臓の筋肉に血液を送っている冠動脈の血流が途絶してしまう病気ですが、すぐに血流が再開して痛みが軽減するのが狭心症、途絶したまま心臓の息の根を止めてしまうのが心筋梗塞です。
現在では、日本でもアメリカでも、癌と並んで心臓発作が二大死因ですが、癌は前兆もなく突然出現する病気であるのに対し、心臓病は、日頃の生活習慣が発病に大いに関係していると言われています。
では心臓発作を起こしやすい生活習慣、言い換えると生活習慣病にはどんなものがあるのでしょうか。まず、第一に名前が挙がるのが糖尿病です。糖尿病のコントロール状態は、空腹時血糖で120以下、グリコヘモグロビンで6以下に維持する必要があります。グリコヘモグロビンが1上がるごとに、心臓発作を起こす確立が10〜20%上昇すると言われています。
次にくるのが高血圧です。一般に血圧は、上が140、下が90以下であることが必要ですが、糖尿病を合併している人は各々130と85以下に維持しないといけないと言われています。
高脂血症も冠動脈の動脈硬化を促進する原因です。以前よりコレステロールの有害性が指摘されていますが、最近は、中性脂肪も高値であると、大きな危険因子であると言われています。
最後にこれこそ純粋に生活習慣ですが、喫煙です。欧米には、禁煙しない人は、心臓病の治療をしないをいう病院もあるそうです。
喫煙以外はすべて、日々の食事の内容と、運動不足が根本にある生活習慣病です。治療薬を服用することも大切ですが、毎日の生活の改善こそが最良の治療薬と言えそうです。
平成13年6月
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