花粉症
     
 
 2月に入り、本年もインフルエンザの流行が始まりましたが、同時に例年より少し早く、花粉症のシーズンにも入ったようです。

 花粉症の主症状は、くしゃみ、鼻汁、鼻閉および目のかゆみです。風邪やインフルエンザとの見分けが重要ですが、インフルエンザは高熱と全身の関節痛や筋肉痛を伴うので、花粉症とは明らかに違います。問題は普通の風邪の場合で、特に頭痛と微熱や咽頭痛を伴っている時、しばしば判断に迷います。

 花粉症の特徴の第一は、季節性のあることです。例年2月に入ると症状が出てくる人は、御自身で「花粉症だ」とピンと来ます。しかし最近は一年中症状がある人も多くなってきました。これは代表的な杉花粉以外の植物、初夏のイネ科の植物や初秋のブタクサなどのアレルギーを同時に持っている場合や、植物花粉以外のダニやほこりに対するアレルギーがある人が増加しているからです。
 咽頭痛も紛らわしい症状です。急激にヒリヒリ痛み出せば、風邪に伴う咽頭痛ですが、痛みと痒みが混然として、咽頭の刺激感のために咳が止まらない時は花粉アレルギーの仕業であることがあります。

 花粉症の発症時期は、20代から30代が中心と言われていますが、50代、時には60代で発症する例も少なくありません。特に多摩地区は都心よりも花粉が多く、同時に花粉症を後押しする排気ガスも多いため、花粉症が多い地域です。最近この地域に転入してきたとたんに花粉症になった人や、海外赴任中は忘れていた花粉症が、多摩に帰るやいなや再発した例など珍しくありません。

 花粉症は早目に予防策を取ることが大切です。予防薬は副作用の眠気が少ない新薬も出ています。しかし薬はその人に効く効かないの差がありますので、昨年服用して効いた薬、効かなかった薬の情報が大変役立ちます。

平成14年2月 

 


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