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いつのまにか季節が変わり、秋風が吹き始めました。我がクリニックでも多少の移動があり先月半ばより呼吸器内科の山口副院長が強力なパートナーとして加わりました。連載の初めのころに気管支喘息に関してピークフローメーター、吸入ステロイドのことをお話いたしましたが、彼はこの分野のスペシャリストであります。我がクリニックに通院する患者の方々の大きな力になってくれると期待しております。なお、山口副院長の就任と、10月からの新規診療所開院に伴って、私は多摩センター北口クリニック院長となりました。これまで同様、本院のほうでも診察を続けておりますので、今後ともよろしくお願い致します。
さて、今回は不整脈を指摘された場合に何が問題となってくるかを話します。治療を要する不整脈には、ふたつの場合があります。
ひとつは不整脈そのもの、もうひとつは危険信号としての不整脈です。例えば、心房細動という不整脈は、しばしば脈拍数が毎分150回から200回近くになり、それ自体が心臓の大きな負担になり、軽労作だけでもひどい息苦しさを覚えます。また、血流が乱れることから心臓の中で血栓と呼ばれる血液の塊が形成されやすくなり、脳梗塞を起す頻度が約7倍に跳ね上がります。
一方、心室性期外収縮と呼ばれるものは無害であることが多いのですが、重要な病気が隠れていないかを突き止めるための更なる検査が必要です。通常、24時間にわたって、日常生活そのままの心電図を記録するホルター型心電図と、心臓の形態、収縮能力を調べる心臓超音波検査を行い、よほどに重篤な不整脈に限って不整脈の治療も同時に行うというのが現代の医療常識です。
また、最近の話題として、睡眠時無呼吸症候群という病気に不整脈が合併するといわれており、睡眠時にいびきをかいている方はその方面の検査も必要ですね。
では、また。
平成13年10月
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