血小板について
     
 

 今回は、血小板について説明します。

 血液中には白血球、赤血球と血小板の3種類の血球が存在しますが、血小板は白血球や赤血球と比べて 非常に小さい血球です。寿命は約7〜10日で、他の血球と同じく骨髄で産生され、脾臓で破壊されます。 血流に乗って血管内を循環し、破れた血管壁に張り付いて出血を止めるのが役割です。

 通常、血液1立方メートルあたり、5万から15万位存在し、数が少なくなると出血しやすくなり、また、 数が多過ぎると血が固まり易くなります。5万以下に減少すると、鼻出、血紫斑や歯肉出血を生じ易くなり、 2万以下になると脳内出血や消化管出血など重篤な出血を起こし易くなります。

 血小板が減少する原因には、@再生不良性貧血、急性白血病、薬剤よる骨髄抑制の様な産生の低下、 A特発性血小板減少性紫斑病、播種性血管内凝固症候群の様な破壊の亢進、B肝硬変、Banti症候群の様な 脾臓での貯留があります。

 また、血小板の増加する原因には、@本態性血小板血症や慢性骨髄性白血病の様な腫瘍性増殖と、 A貧血、出血後の様な反応性が挙げられます。

 60〜70万まで増加しても無症状のことが多いですが、100万以上になると、血液が固まり易くなり 血栓症状や、詰まった血管が破れ出血することがあります。

 診断には、病歴・薬剤歴の聴取や、血液検査、腹部超音波検査、骨髄穿刺検査等が必要です。 心当たりのある方は、医療機関での検査をお勧めいたします。

平成16年1月

 


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