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風邪をひいて、頚部のリンパ節が腫れて痛みがあることに気が付いたことが、今までに一度や
二度くらいあるかと思います。今回はリンパ節の役目について説明したいと思います。
体にはリンパ管という非常に細い管が全身に張り巡らされていて、その中をリンパ液という
液体が流れています。リンパ液には腸管から吸収した脂肪分や血管から漏れた水分が含まれ
れいます。
リンパ管は血管やリンパ節とつながっていて、その中を免疫機能のあるリンパ球が行き来
しています。そしてリンパ節の中には体内を循環しているリンパ球が待機しており、細菌や
ウィルス等の異物を攻撃したり、次に進入して来た時の準備の為に情報を交換したりしています。
実際に細菌やウィルスが体内に進入すると、リンパ節内のリンパ球が増殖して細菌やウィルス
への攻撃を開始します。その結果、リンパ節が腫れたり痛んだりするのです。
リンパ節は外部からの異物が進入しやすそうな部位に多く存在します。風邪でのどが腫れるのも、
頚部にリンパ節が多いのも、細菌やウィルス感染の機会が他の部位と比べて多いからなのでしょう。
風邪の他には、顔に出来たニキビや頚部のアトピー性皮膚炎など皮膚に炎症が生じた場合や、
歯槽膿漏や虫歯でも頚部や顎下リンパ節が腫れることがあります。まれに結核や腫瘍でも腫れる
ことがあり注意が必要です。
治療は原因によって異なります。化膿性リンパ節炎の場合は、抗生剤が必要ですが、ウィルス
感染が原因と思われる場合は、経過を観察することもあります。
平成16年3月
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