喫煙と疾患について
     
 

 以前、長期間の喫煙で白血球が増加することを、お知らせしたかと思います。喫煙によって血球の異常をきたすだけではなく、 健康を害することは周知の事実です。今回は喫煙と疾患についてお話します。

 喫煙と肺癌との関係については、よく知られていることと思いますが、喫煙は肺癌以外にも関連が指摘されており、咽頭癌や喉頭癌、 食道癌の発生率が高くなることも報告されています。癌以外でも肺気腫や慢性気管支炎などの呼吸器疾患、動脈硬化や狭心症、 心筋梗塞等の循環器疾患、逆流性食道炎や消化性潰瘍等の消化器疾患の危険率が高くなると言われています。最近では妊婦の喫煙が 問題になっており、早産や流産、先天奇形の報告があり注意が必要です。さらに歯周病や口内炎、口臭の原因になることも知られています。 また、末梢循環障害は創傷治癒の遅延をきたし、低酸素血球は運動能力や機能の低下、血管収縮・ビタミンC破壊による皮膚温低下や しわの増加など美容等にも悪影響を及ぼすことも言われています。タバコ代や、健康被害による医療費を考えるとまさに百害あって 一利なしとはこの事です。タバコは依存性がありますので、禁煙しようにも自信のない方は、ニコチンテープなどを利用して 徐々にニコチンからの離脱をはかる方法もあります。禁煙の方法については医師に相談を。

平成16年5月

 


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